■仕事のルール8「たまにはノミ二ケーションでもして本音で語り合おう」

 「みんなー、仕事もボチボチ切り上げて、今夜はこれから飲みにでもいこうか?」

 「課長、僕今日行けません・・・」

 「なんで?何か用事でもあるのか?」

 「ちょっと・・・・」

 「せっかく皆いるし、ちょっとくらいならいいだろう!」

 「既に予定があるので・・・・」

 こんな会話、職場でよく聞きませんか?

 近頃若手社員はあまり上司や先輩と夜食事や飲みに行きたがりません。

 仕事は就業時間内でやること。就業時間外はプライベートな時間。なので習い事に行ったり、デートしたり、趣味や仕事でのストレス発散のために時間を使いたがります。

 確かに明日への活力を見出すために、就業外時間となるアフターファイブは、個人的

なことに時間を使いたい気持ちはよく分かります。基本的にはそうすべきでしょう。

 ただし、就業時間では忙しくてなかなか質問できないことや、本音で語れないことが多々あります。ですので食べながらまた飲みながらお互いリラックスした状態で本音で語り合う場を努力して作る人とそうでない人とでは、仕事においても大きく差がつくでしょう。また、そのような場を設けてくれることにまず、感謝しましょう!

 正にその小さな気配りが勝ち組と負け組を分ける岐路になります。

 真剣に仕事に取り組めば取り組むほど、人間関係を大切にしようとします。

本音で語る時間をつくろうとするのです。

 一昔前までは、「ノミニケーション」という言葉が流行りました。仕事を終え先輩や

上司とお酒を飲みながら本音で質問・相談・議論し、お互い分かり合う努力をしました。

 いい意味での競争関係は人間を成長させますが、本音で分かり合える人間関係を構築 する努力なしではお互い疑心暗鬼も望めないでしょう。