■仕事のルール14「まず、やってみよう」
「今回の販売促進(販促)はインターネットで行いたいと思います」
「は?インターネットで販促するのは初めてでしょ?具体的にどうやって商品情報の送り先を決めるの?」
「これからグループの皆で考えます」
「ちょっと待って!送り先も決まってないの?じゃあ、何人位に送るの?」
「まだわかりませんが、時間が許す限り一人でも多くの人に送りたいです」
「え!送りたい数も決まってないの? 第一そんなんで成果が期待できるの?もし、やってみて全然反応がなかったらどうするの?責任は誰がとるの?」
こんな会話を会議室でよく聞きませんか?誰かが何か新しいことを提案した時にその場にいる現実派からよく聞く文句ですよね。
新しく行うことの費用対効果や時間対効果を話し合うことは大事です。ただ、ネガティブな意見や批判評価をするのは、前向きに行う会議や打合せの雰囲気を壊し邪魔になります。
大切なことは、行う前にメリットとデメリットや問題点を明確にし、失敗したら致命的なダメージをこうむらない限り、とりあえずまずやってみることです。
エリート思考の人は、先々を考えすぎ、理論的な観点から問題点や上手くいかないことの理由をうんざりするほど指摘します。しかし、何事もやってみなければわかりません。
ある程度議論し、成功する可能性もあるのであれば、まずやってみる勇気が必要です。
元々米国生まれのコンビニエンス・ストア「セブン・イレブン」も当初は日本では成功しないと理論的に言われていました。しかし、まず、やってみました。
確かに問題点も出てきましたが、それらを乗り越えて日本でも大市場を作り上げたのです。
マクドナルドも主食が米である日本人にはハンバーグ入りのパンなど売れる訳がないと見られていました。今では外食企業で一番の売り上げを誇っています。
理屈なしでまずバカになって死に物狂いでやってみることです。
行き詰ったらその時考えればいいじゃないですか!