■仕事のルール18「絶えず会社への貢献度を考えて行動しよう」

 ケネディ大統領は演説の中で当時の米国民に言いました。

 「国から何かをしてもらうのではなく、国に対して何ができるかを考えよう!」

 この何気ない一言は他力本願の生き方を否定し、自分の力で社会に貢献していくことの大切さを説いています。

 今の日本にこの精神で生きられる人がどれだけいるでしょうか?

 むしろ「どうして自分は国からも誰からも助けて貰えないのだろう?」と被害者意識で生きてる人が多いのでは。

 特に若い頃は、お金・経験・ノウハウ・信用力・人脈など何もないためついつい会社や他人からの助けを期待してしまいます。頼めば何かしてくれるのではと考えがちです。

 力も何もない時にこそ、まず自力で体当たりしてみてください。そういう人は奥ゆかしいので周りの人がほっときません。黙ってても誰かが力を貸してくれます。

 成功者の共通点の一つに、人が欲しいものや困っていることを見つけて、それを解決するのが得意なことが挙げられます。

 できる事業家はニーズはあるのに、それに応える商品やサービスを誰も提供していないことをいち早く見つけ世に送り出します。

 せっかく何かをするのに誰にも貢献しないことをしていたとしたら時間の無駄になります。それは自己満足でしかありません。

 会社においても成果が出る出ないに係わらず、会社に貢献しようと一生懸命やっている社員は上司から見たら本当に可愛いものです。当たり前のことですが、評価の高い社員とそうでない社員は会社への貢献度で測られます。

 新人の頃どうしたら会社に貢献できるのかなかなか分からないでしょう。

 そんな時、上司や先輩に素直に謙虚に聞きましょう。みんながあなたに何をしてもらいたいか、どんなことに期待しているのかを。そうすれば、目指すべきこと、するべきことがわかり俄然力も湧き、成果もでやすくなります。  大事なことは、人間である以上ついつい独り善がりになりがちです。絶えず冷静かつ客観的に自分が会社に貢献している言動をとっているかを自問自答し、他人の評価もチェックも続けていくことです。