■仕事のルール28「どんな時でも嫌な顔はしないようにしよう」
当たり前のことですが、会社での仕事には、イレギュラーがつきものです。
いつも決められた仕事をやっていればいいというものでもなく、自分のリズムでやっていればいいというものでもありません。
また、仕事というものは、自分の頑張りに応じた結果が必ず出るとも限りません。
今日やり終えなければならない仕事に懸命に取り組んでいる時に、突然上司から別の仕事を頼まれることはよくあります。それも「急ぎでやってくれ」とのコメント付きで。もしくは、自分では満足のいく結果が出せたと思っている仕事に対して上司から厳しい評価が下されることもあるでしょうし、時には、四苦八苦して仕上げた仕事に対して、簡単にやり直しを命じられることも。
そんな時、あなたはどういう反応をするでしょうか?
大概の場合、上司に対する不満の色を、顔に出してしまうのではないでしょうか。
「なぜこの仕事を私がしなければならないの?」
「え?これ以上の結果は、俺には出せないよ!」
「一生懸命にやったのにやり直しだなんて、全く意地悪な上司だな」等々・・・。
しかし、気をつけなければいけません。この一瞬のあなたの反応を上司はよく見ています。信頼して仕事を任すことができる部下なのか、それとも心配で何も頼めない部下なのか。それによって、あなたの今後の処遇まで決まってしまうのです。
私が考える、上司に好かれる部下とは、まずどんな仕事を頼んでも「はい!喜んで!」と受けてくれる人、次に叱ってもへこたれない人、そして状況に応じて態度を変えない人です。
私の会社でも、毎日それぞれが忙しく担当の仕事を処理していく中で、どうしても突然入ってくる仕事があります。 誰に頼もうかと思ったときに、やはり何でもいつでも素直に受けてくれる人に自然にお願いすることとなります。Aさんなら、嫌がらずに受けてくれるだろう、という安心感があり、失敗しても前向きにやり直してくれるという信頼感があるからです。このAさんのように何でも喜んで受けてくれる人なら、仕事の結果も当然満足のいくものとなるので、評価も上がり、昇給昇進にもつながっていくのです。
心で葛藤しても、嫌な顔はみせない、これは良き社員の必須条件だと言えます。