■仕事のルール29「なんでもいいからわくわくすることをしよう」

 先日、新入社員を対象に「社員としての心得」に関する研修を行いました。

 既に、正社員になる半年以上も前からインターンとして働いてる人達に「現状での職場の問題点」について聞いたところ、「刺激がない」、「新鮮さがない」

「慣れたので、スピーディーに仕事をしなければならないというプレッシャーがなくなった」というコメントがありました。

 インターンを先に始めたからといって、まだ働いて一年も経っていません。

 彼らには「なんでもいいからわくわくすること」をするよう提案しました。彼らは悪い意味での「仕事オンリー人間」に既になってしまっていたからです。人間である以上、どんなに好きでも毎日同じ仕事だけやっていたら、刺激も新鮮さもプレッシャーもなくなります。

 わくわくすることは職場だけに限れば、常に新しいことにチャレンジすることです。同じことばかりしていれば、マンネリ化したり、ワンパターンなので要領を使ったりします。最初は楽でいいのですが、そのうちに飽きてきてしまいます。ですので、毎回少しずつでもいいので、仕事は同じような内容・レベルではなく、多少以前よりレベルアップしたものをさせるようにすると、社員は緊張感から少しはわくわくしながら仕事が出来るものです。

 また社員側もマンネリ化防止のために、仕事以外に何か楽しくチャレンジできることを見つけることです。

 職場だけで常にわくわくするような心理状態を作る出すのは無理です。

 職場以外の趣味や習い事で、好きなもの、本当に学びたいことを選びどんどんレベルアップを図ることでわくわくする毎日を送りましょう。いろいろな人と出会うことも刺激になるでしょう。そうすることで、仕事でも効率よく成果を出せるようになるものです。

 私の場合、暇さえあれば文章を読んだり書いたりしています。また、人と会い新しい価値観・考え方・情報を教えてもらうことで毎日をエキサイティングなものにしています。

 仕事以外のことでわくわくしていると、仕事自身でもわくわくしてくるから不思議です。

 仕事でのわくわく感でも仕事で作られるものではなく、会社外で演出されます。

 そのためにも、社内だけで友人を作るのではなく、社外での人的ネットワークを作り、色々活動してみて下さい。  大事なことは、仕事以外のことでわくわくし、仕事でもそれを生かすことです。