■仕事のルール44「言葉ではなく行動と結果のみ信用」
「課長、今回はインターネットでターゲットを絞り込んで集中的にプロモーションすれば短期間でかなりチケットは売れます」
「かなり売れるってどのくらいだ?」
「たぶん5万人以上です」
「たぶん?ターゲットはどうやって絞り込むつもりだ?」
「まだ、具体的には浮かばないのですが、リストを入手すればいいと思います」
「じゃあ、どんなリストをどうやって入手するんだ?」
「すみません、これから調べます。でも大丈夫です!」
「なんだ、全部まだアイデア段階か!」
「はい、でもなんとかなると思います」
「なんとかなる根拠は?」
「特にはありませんが、色々なところを巻き込んでやれば必ず結果がでると思います」
「色々なところとはどこだ?」
「提携先になり得る企業です」
「もう、いいよ!君の言うことはいつも言葉だけだから・・・。具体的に成果をだしたことないじゃないか!実績もなく、なんでそんなに自信満々で言えるんだ?今までと違って、今回は絶対に結果をだしてくれよ!そもそも君が言い出して始めたんだからな・・・」
よく「必ずやります」「大丈夫です」と堂々という人がいますが、結果がでるまではそんな言葉を信用してはいけません。それが本当かどうかその人の行動を見ていれば分かります。
言っていることが本当に出来るのであれば、細かい裏付けや根拠となる情報がだせるはずです。聞いても出ないようであれば、「根拠のないただの自信」でいい加減なものと受け止め、信用すべきではありません。万が一、責任者がそんな言葉を当てにして進めるようでは、後で大失敗になるでしょう。
提案する人は、言ったことが現実化するかどうかで、その人の真価が問われていることを肝に銘じて、「有言実行」を実践すべきです。