■仕事のルール49「おごってもらったら、おごり返そう」

 「ここはいいよ、僕がだすから・・・」

 「ええ!先輩いいんですか、またおごって頂いて?」

 「いいんだよ。君より給料もらってるんだから・・・その分仕事頑張って・・・」

 「いつもいつも、すみません!今度は僕におごらせて下さい」

 新人の頃、上司や先輩におごってもらうことが多いでしょう。新人かつ安月給なので。当たり前といえばあたりまえなのかも知れません。ただ、いつもおごってもらって平気なのはエチケットに反します。先輩や上司は給料は多いかも知れません。でも、その分出ていくお金も多いものです。特に、所帯持ちであれば、奥さんやお子さんに関わる出費も多いため、使えるお金も少ないはず。かえって、独身であるあなたの方が自由になるお金は多いかも。

 それで、たまに感謝の意を込めて、給料日やボーナス時におごり返すのも礼儀です。

 「あいつ若いのに気配りあるなあ…将来立派なリーダーになれそうだ…」とお株もあがることでしょう。ただ、私もそうですが、上司や先輩によって新人や後輩に絶対おごらせない人も中にはいます。その場合、誕生日とかに何か簡単なプレゼントでもしたらどうでしょう。高価なものじゃなくてもいいのです。感謝の気持ちですから・・・。もし、本人が受け取らないタイプの人なら、奥さんやお子さん、また恋人に、ちょっとしたギフト、例えば本、お酒、花、コーヒーカップなど、もらって喜んでもらえるものを用意することをお薦めします。

 大事なことは感謝の気持ちです。お金やものではありません。食事や飲みに誘ってくれることは、あなたと本音で話しかったり、部下や後輩として好かれ評価されている証拠です。その期待と評価を仕事で恩返しをし、何かのチャンスにちょっとしたもので、感謝の意を表しましょう。上司や先輩はそんなあなたをいよいよ好きになり応援したくなるでしょう。

 おごってもらうのは当たり前だと絶対に思ってはいけません。

 例えおごられるのに慣れている若手の女性でもです。仕事の付き合いですから、持ちつ持たれつです。

 あまり頻度が多い場合、毎回おごられると今後一緒に行きにくいとでも言い割り勘にしてもらった方が、関係は長続きすることでしょう。