■仕事のルール60「前向きに生きている人とのネットワークを広げよう」
人はお互いに影響しあって生きています。
たとえ孤独な一匹狼を気取っていても、必ず一人ではないのです。孤独を感じるのは、自分以外の人がいるからです。ということは、何らかの形で影響しあっているということですね。
どうせ影響しあうなら、好影響の方がいいですよね。いい影響とは、いい生き方をしている人に影響されるということです。いい生き方と簡単にいっても何がいい生き方なのか、それが難しい。そこで、一番手っ取り早いのが「前向きに生きている人を探す」ことです。いわゆる「ポジティブシンキングの人」ですね。
ここで一つ間違えてはいけないのが、ただの楽天家とか、結果を全く考えずに突き進むだけ進み、失敗してもその失敗の原因を考察しない、ただの向こう見ずな人を前向きにとらえることです。これは明らかに違っています。最悪な結果まで予測して、そうならないように考慮しながらチャレンジしていく。万が一その最悪の結果になったとしても、そこで思考をストップすることなく、二度と同じことのないよう自分なりに考え手を打っていく人のことです。
そういう人達がまわりにたくさんいたら、さまざまな前向きの方向性の影響を多く受けることになります。どうやってポテンシャルを維持するのか、モチベーションはどうやって保つのか、緊張感はどうやって和らげるのか。そういった学校では教えてくれないことを、身をもって体験することによって影響しあえるのです。
私の顧問先を見ますと、前向きに生きている社長の周りには必ずと言っていいほど、社内外に前向きに生きている人たちが集まっています。「類は友を呼ぶ」ですね。
周辺に前向きな人たちのネットワークを作っておくと、その数は各方面からどんどん増えていきます。仕事のヒントとなる何かが得られるかもしれませんし、重要な人脈が作れるかもしれません。
人は一人では生きていないのです。
どうせなら、前向きな人たちとできるだけ時間を共有し行動を共にすることをお勧めします。そうすれば、気が付いたらあなたも「前向き人間」になっていることでしょう。正に「朱に交われば赤くなる」ですね!