■仕事のルール101「会議のときは上司より先に行って待とう」
「じゃあ会議始めるか・・・。あれ、また大山君いないね?どうしたんだろう?」
「課長、たぶんトイレに行ってると思います・・・」
「え!また!彼はいつも会議に遅れてくるなあ・・・」
「ああ、すみません・・・。でも間に合ってよかった・・・」
「こら、間に合ってなんかないよ!もう10分も過ぎてるぞ!君はいつも遅れてくるなあ・・・気がたるんでるじゃないか!毎回会議に上司や先輩より遅れてきて平気なのか?」
「すみません・・・。以前早く来たとき、なかなか会議が始まらなかったので・・・」
「あの時は、大事な顧客から緊急電話が入ったからじゃないか!そもそも新人なんだから、誰よりも先に来て待ってるくらいじゃないとダメじゃないか!毎回待たせるなんて、みんなに失礼だろう!」
これは実際にあった話でよくあることです。
不思議なことに、一つの会議に遅れてくる人は、どの会議にも遅れてきます。
気が緩んでいるのか、「会議自体長いので多少遅れても大目に見てもらえるのでは」という甘えがあるからか、とにかく周りの評価はガタ落ちです。
いずれにしても、会議で遅れてくるということは大罪です。その分他の仕事ができたであろう全参加者の大事な時間を奪うからです。特に就業時間中は、自分のみならず他人の時間も1分1秒たりとも無駄にしてはいけません。
例えば会議参加者が10人とします。
各人の給料から逆算して、参加者の平均時給は3000円であれば、一人当たり50円です。もし、一人が10分遅れてきた場合、5000円×50回=25万円。従って一年でその部署だけで25万円の損をします。もし、その会社に100部署があり、同じようなことをやっていたら、年間2500万円の損失をだすことになります。
これが、私が勤めていた国際会計・経営コンサルティング会社や弁護士事務所などのように時間一人当たり3万円~10万円チャージするプロフェッショナルが参加していたら、最低その10倍、つまり年間2億5000万円のコストになるのです。
恐ろしいとは思いませんか。