■仕事のルール72「夢を持って思い続けよう」

 子供の時に、あなたは何になりたいと思っていましたか? パイロット?野球選手? 看護士? 保育士? さまざまな夢があったと思います。

 その夢といまの仕事は一緒ですか?

 「子供の頃の夢なんて、叶うものではないよ!」

 本当にそうですか?

 子供の頃になりたかった夢の職業に就くために、どれだけ努力したのでしょうか。努力しても、確かになれないものもあります。プロ野球選手やJリーガーなど、努力でどうにかなるものではありません。

 でも、夢に向けて努力をするということは、その夢が叶わなかったとしても、次の夢、次の目標に向かう原動力になったりもするものです。さらに十分な努力をしたというものは、結果いかんに関わらず、大きな自信と貴重な経験となって身についているはずです。

 私の夢は歳とともに変りました。小学校3年生までは、色々なユニークな建てたかったので大工さん、お金を貰いながら日本中を回りたかったためタクシーの運転手、寿司が好きな両親に毎日思いっきり寿司を食べさせてあげたかったことから板前さん、の順です。

 小学4年からは水泳を本格的に始めたので、高校まではバタフライのオリンピック選手。高校3年の夏に米国に1ヶ月ホームステイした後は今の職業である国際経営コンサルタント。頭が悪く英語が苦手だった私にとっては最後の夢は不可能に近いものでした。夢は努力も何もしなければ、本当に覚めてしまうものなのです。夢に努力が伴えば、現実的な目標になり、目標は人を前向きにし、モチベーションを高め、時にはリラックスや楽しみも伴うものです。

 「いつまでも夢ばっかり追って、子供みたいな・・・」

 という人もいますが、私はそうは思いません。いまの仕事の目標だけでなく、もっと大局的な、もっと将来的な夢を見て、そこに向けて努力することが、なぜ子供のようなのでしょうか。

 私は言います。おおいに大きな夢を持ってください。  夢のない人には成長がありません。現実をしっかり掴んで、夢を見ることは人生をリッチにするとてもすばらしいことなのです。