■仕事のルール80「ベンチャー人間を目指そう」
「ベンチャー人間」という言葉に、どんなイメージがあるのでしょうか。人よりも秀でた感性と能力があり、統率力とチャレンジ精神に優れ、時勢を読むのがうまく、新しいビジネスを立ち上げ成功させる人。つまりスーパーマンを想像したりしませんか?
確かに、マスコミなどでもてはやされるベンチャー社長に対するイメージは1元的で、よくその様に見られますね。その裏にある努力や修行、勉強などはあまり表にでることはありません。
ベンチャーは、冒険や冒険的な企て、投機などと訳されます。冒険心を持ってチャレンジする人間は、さまざまなアイデアを持っていることでしょう。
冒険家と言われる人たちは、その冒険のためにあらゆる準備をします。最悪のケースを想像して、そのための脱出方法だって何種類も考えていくはずです。なんといっても、命が掛かっていますからね。
ベンチャー人間とは、冒険心がある人ということです。様々なことにチャレンジする精神、そして、そのための準備を怠らない心がけ。それがあれば社会で苦境に立たされた時にでも、自分で脱出する術を考えられるからです。
また、ベンチャー人間は起業家という意味合いもあるでしょう。会社員であっても、持っている仕事で自分が責任者だと想定して動くことは、責任の所在なども明確になるものです。そういう、起業家意識を持つこともベンチャー人間といえるのです。
今、社会ではサラリーマン的な生き方をしている人が大多数で、会社員でベンチャー的な生き方や仕事をしている人、即ちベンチャー人間はほとんどいません。しかし、不況が続く現在、企業はそのベンチャー人間を求めています。ですので、若いときからベンチャー人間的生き方を目指した方が、勝ち組になれる可能性は高くなります。
ベンチャー人間は責任感があるので、慎重ではありますが、冒険心と創造力溢れるチャレンジャーです。社会、特に会社がベンチャー人間を求めている以上、そうなれるよう自己変革したいものです。