■仕事のルール88「仕事は全力で緻密に、結果は楽天的か前向きに」
目の前にある仕事は全力で、集中して行おうと言いました。「一生懸命やった」としても「集中して向かった」としても、必ず成功するとは限らないのが仕事というものです。
一生懸命やったのだから、絶対にいい結果になって現れるはず、と思っていても、何やらミスがある場合もあります。
そうなってしまった時には、あなたはどう感じるでしょうか。
「一生懸命やっても、駄目なものは駄目なんだ」
とやる気をなくしますか。それとも
「結果はミスしてしまったけど、それまでの経緯に得るべきものはあった。次こそは、ミスがないように頑張ろう!」
とミスを次への活力にしますか?
勿論、後者となって欲しいものです。
新人のうちには、ミスは大きな悪評価にはならないものです。ミスを怖がってびくびく仕事をすると、覚えられることにも二の足を踏んでしまうことも考えられます。それくらいなら、多少のミスを気にするよりも、大胆にチャレンジしたほうが経験値は上がります。
もう一つ。新入社員のミスは、会社のビジネスに大きな損失を与えるようなことにつながりません。そこまで重要な案件を新人に頼むことはあり得ないのです。ある種、新人がミスを犯すことは想定の範囲内なのですね。
だから、ミスしてもいいと言っているのではありません。仕事は全力かつ集中し、緻密に行うことは言うまでもありません。しっかりとそうやって仕事したのなら、結果は最悪でも、得るものはあるということなのです。ミスをしたら、なぜミスをしてしまったのか考える動機になったいい機会を与えてくれたといい意味で楽天的に受け止めることです。
気にしないというのではなく、次につなげること。これが何よりも必要な態度であり、重要な心がけなのです。
ミスを怖がって萎縮するよりは、とにかく全身全霊を賭けて仕事してほしいですね。