恵那山

恵那山百名山

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山の画像

+1 kmLeaflet | 国土地理院

標高:2,191m

恵那山は長野県と岐阜県に跨る中央アルプス最南端の山です。日本アルプスの名付け親であるウォルター・ウェストンも登り、島崎藤村の「夜明け前」をはじめ様々な作品に登場するなど有名な山となっています。登山道もいくつかありますが、どのコースも楽なコースとまでは言えません。近くには富士見台高原と呼ばれる百名山の23座を見渡せる絶景が広がる山もあります。

広河原登山口→恵那山神社→恵那山山頂小屋→恵那山

参考タイム
上り:3時間40分 / 下り:2時間20分
距離
4km
標高差
929m
累積標高差
+963m / -41m

登山者用駐車場(04:47)・・・広河原登山口(04:59)・・・1716m地点・・・恵那神社奥宮・・・
分岐(恵那山頂小屋)(06:49)・・・
恵那山休憩 20分・・・分岐(恵那山頂小屋)・・・恵那神社奥宮・・・1716m地点・・・
広河原登山口(08:54)・・・登山者用駐車場(09:14)

恵那山への広河原ルートの登山口。登山口へと続く峰越林道は林道が崩壊して利用できないので、最終ゲートにある駐車場までとなる。
広河原登山口(峰越林道ゲート)までのアクセス情報

マイカーの場合は峰越林道の最終ゲートに駐車。50台程度駐車できる。
タクシー利用の場合はJR飯田線飯田駅からとなる。

登山口へのアクセス
マイカー
その他:飯田ホテル3時40分‐広河原駐車場4時28分 広河原駐車場9時20分‐岐阜羽島IC-岐阜羽島駅12時‐川越自宅16時

飯田ホテル3時40分に出発して広河原駐車場4時28分に到着しました。駐車場には3台程先行者がおられました。
駐車場のトイレはとても綺麗です、地元の皆さんに感謝です。登山口までは林道を20分程度のです。本谷川を木橋で渡り、
急坂が始まります。尾根筋からは緩やかな登山道ですが、笹が登山道を覆い昨日の雨によりズボンはびしょ濡れになりレインウエアーのズボンを履き登ります。
頂上15分前の尾根筋に笹を刈つた広場があり、乗鞍岳、穂高、空木、木曽駒、八ヶ岳、甲斐駒から光岳までの南アルプスが見えました。山頂はからの展望は望めませんが、
中津川市内など名古屋方面がよく見えました。下山は笹と濡れた登山道で2回尻もちを付きました。9時20分に駐車場に戻りましたが、満車になってました。
登山バッチは中津川物産センター(0573 62 2277)で購入しました。JR中津川駅に隣接しています。店頭には陳列されていませんので事前に電話確認下さい。
岐阜羽島駅でレンタカーを返却して新幹線で川越に帰りました。

登山コース案内

2001年10月に開通した広河原登山口からのルートは、恵那山登山ルート中最もコースタイムが短い為人気のあるルートですが、
単調な登りが連続して最後まで楽しめる所が少ないのが難点です。途中、展望が開ける所がありますが、絶景とまでは言い難いといえます。

ゲートまでの峰越林道は狭い箇所があり、慎重な運転が必要です。又しばしば林道が通行止めになるため、事前確認が必要です。
長野県下伊那郡阿智村役場建設農林課建設係 (電話代表 0265-43-2220) 、又は、智村役場のWEBサイドにアクセスして「恵那山登山道広河原ルート」
で検索すれば道路状況の確認が出来ます。

ゲート横には20台ほど停められる駐車場がありますが、一杯の場合に、車道沿いに駐車スペースを見つけるのはいささか困難と思われます。
ゲートを抜け、林道を20分ほど歩くと登山口です。登山口横には水場からは冷たい水がこんこんと流れ出ています。

登山口を入り、本谷川を渡ると登山道が始まります。2003年10月13日に、死亡事故が発生しています。その詳細はこうです。登山者夫婦が下山し、
あと少しで登山口の駐車場に着けるという段階で、本谷川で足止めされます。その日は朝から雨が降り続き、本谷川は増水していました。
当時まだ仮設橋しか出来ていなく、増水のため仮設橋は水没していました。両人は無理して渡ろうとしました。主人は対岸に辿りたのですが、
奥さんは流され死亡するという事故が起こっています。山の天気には十分注意したいものです。

本谷川を渡ると尾根筋に付けられた急勾配の斜面が待っています。ゴロゴロとした石や木の根に覆い尽くされた足場の悪い登山道は、
ジグザグに切られ約1時間30分の急登りが続きます。夏場であれば標高が低いこともあって汗が吹き出します。

標高1,716m地点の小ピークを通過した辺りから傾斜の緩い稜線を進みます。やっと展望が開けると恵那山山頂らしきピークが右手側に見えてきます。
背の高い笹の間を登る辺りが、このコースの最も良い所で、左手には黒井沢登山口からの稜線や右手には神坂峠からの稜線が見て取れます。

針葉樹林帯や笹の間の登りを交互に繰り返へし、高度を上げていきます。5月22日時点で、
山頂近くではまだ雪の残る樹林帯を登り上げると恵那山山頂(標高2,190m)に到着します。
山頂からの展望が無く、さらに10分ほど進んだ所にある最高点(標高2,191m)から、
東側のみの展望が開けています。最高点のある岩場のすぐ下は、
広場となっていて避難小屋とトイレがあります。